結婚所感

どうして結婚したんですか、と聞かれたときにちゃんと答えられていない気がする

交際から12年たったので雑につらつらと書いていく(許可はとっていないのであとで怒られたら消すかもしれない)

まずはじめに

実態として結婚してるのと変わらないならそれは結婚

戸籍法で定めた感じの手続きをしてるかしてないかが違うだけ

法定婚とか事実婚とかいう

現代社会は婚姻の届け出をしているほうがより公的に夫婦と認められてさまざまな利益が得られるように社会制度がつくられている

公的に認められなかったとしても当事者同士が結婚しているというのであればそれは結婚

さまざまな事情で結婚の届け出ができない人というのはいます

さまざまな事情により離婚が出来ていないので重婚
同性同士なので受け付けてもらえない
戸籍がない
3人以上で婚姻を結んでいる
続柄的に受け付けてもらえない
姓を変えたくない

ぱっと思いつくだけでもこれぐらいある

一方逆で公的には事実婚と認定されるんだけど当人同士は結婚してないと主張する関係もあると思う

あと結婚すると一生婚姻関係を続けるという圧を感じる

なぜ結婚したのか、と聞かれたとき

届け出を出すのに締め切りが設定された

と答えてしまう

届け出を出していなくても、結婚はしていたはずである。事実として。

実際に結婚してるんだから届け出を出すのは当然であろう

先に結婚の事実があり、後に届け出がある

その考えに届け出を出していなかった当時は至らなかった

いわゆる結婚は、男女間で、自由恋愛から始まり、婚約をし、婚約指輪や結婚指輪もつくり、入籍を届け出、その日を結婚記念日とし、結婚式を挙げ、結婚披露宴を開く、そして一生婚姻関係を維持する

これに縛られているとなかなか結婚はできない

知らんけど。自分はそうだった。

日本国憲法にはそんなことは書いていない
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%9B%BD%E6%86%B2%E6%B3%95%E7%AC%AC24%E6%9D%A1

両性の合意のみに基づいて成立するはずだが、なかなか結婚を届け出ることはできない

さまざまなことを気にしてしまい届け出はできていなかった

なんというか、そういうものです。
理念は素晴らしいけど実践するのは難しい。

届け出をするとどうなるのかも知らなかった

例えば婚姻していると条件はあるが遺族年金が受け取れるなどのちがいや税の控除やなんかほかにも色々ある

そういうのをまともに話したい関係にある既婚者が周りにいなかった(周りに素晴らしい既婚者が大勢いるので単に聞かなかった私の問題という説もある)

どうして結婚を届け出できたのかというと、締め切りが設定されたことにより、なぜ指輪を買うのか、本当に必要なのか、指輪に結婚記念日を刻むのは妥当なのか、そういったことを延々とクソめんどくさく話していてもお前はクソめんどくさい、と言いつつもこたえてくれて受け入れてくれるから、というのが大きいです

こんなことを話してこいつクソ面倒だなと思われたくなくて(あるいは単に話すのが面倒で)雑に届け出に締め切りが設定されたから。みたいなことを返してしまう。

結婚にあたり私のほうの姓を変えたんだけど、それも根底にはほとんどの女性が姓を変えさせられている、という現実があるのにおかしさを感じているというのが一つ、姓を変える手続きというのは結婚するだけでできる、比較的簡単な手続きで姓を変える、はあんまり行わないことなのでやってみたいが一つ、もとの名字にすごく思い入れがあるわけではないが一つ

婿養子なのか、とか、家を継ぐのか、みたいなことを聞かれることも多い

これは前時代的な価値観であって悪である

という主張をするのも、なんだこいつ、と思われたくなくて、雑にハハッと流してしまう

あと単純にこの話いつまでするの?みたいな長さで喋ってしまいそうだし面白いのかわからない
そしてつい悪とか言い出すので揉めそう

会話をする気持ちの筋肉がたぶんない、書くのはある

締め切りを逃した場合、そういうタイプの面倒くさい話に延々と付き合いつづけてくれる人と今後出会う可能性は…あるにせよ現実的にかなり苦労するor無理なので締め切りまでに届け出るのがよい

そういう

感じです

プロポーズにあたってはこれからも楽しい思い出を作りましょうという話をした。結婚してからも、もうやだ面倒くさいと言われ続けていて、私の性格が多分本当に面倒なタイプなんだろう、というのを日々自覚しながら生きています。

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